ロシアの冷凍フルーツ・野菜市場分析データ

BusinesStatがまとめたロシアの冷凍フルーツおよび野菜市場分析に基づくデータによると、2013年から2017年にかけてロシアにおける冷凍フルーツと野菜の販売量は12.9%増加しました：31万トンから35万トンに増加しました。2015年だけでも、前年度比で販売量は10.3%減少しました。2016年と2017年には、冷凍野菜とフルーツの販売量はそれぞれ5.6%と9.4%増加しました。

ロシアの冷凍果物および野菜市場は輸入に依存しています。BusinesStatによると、2013年から2017年の間にロシア製品の市場シェアは14〜22%でした。しかし、近年ではロシアの果物および野菜産業が輸入代替の兆候を見せています。2013年から2017年にかけて、ロシアの冷凍果物および野菜の生産量は55.6%増加し、4万4400トンから6万9100トンに達しました。最大の成長は2015年と2016年に見られ、それぞれ前年比で22.4%と26.9%の増加を記録しました。2015年には、ロシアの冷凍果物および野菜の輸入量は前年度比で12.7%減少し、2016年の輸入量は2015年の水準にほぼ留まりました。その理由は、ロシアの食品禁輸措置によるもので、特にポーランドなどの従来の供給国が冷凍果物や野菜の製品をロシアに供給できなくなりました。その結果、2015年から2016年にかけてロシア国内の企業は生産拡大に努めました。

ロシアにおける冷凍野菜と果物の生産は、2018年から2022年にかけて年率8.2〜11.2%で引き続き増加すると予測されています。特に有望なのは、ヨーグルトやフィラーが含まれるその他の乳製品の生産に使用できる果物やベリー製品です。2018年から2022年にかけて、ロシアにおける冷凍果物と野菜の販売は年率5.1〜2.6%で引き続き増加し、2022年には42万4800トンに達し、2017年の販売を21.3%上回ると見られています。